今回のテーマは「習い事」。新年度がスタートして早2カ月、新しい生活リズムにも慣れ、何かを始めるのにもいいタイミングかもしれません。新たな趣味になるものや副業にも役立つ、習い事事情を調べました。
とある習い事教室が開催されている仙台市内の会議室です。
望月あこさん
「ちょっと楽観的な気分の人なのか、ちょっと漠然となんだかわかんないけど、漠然と不安だよっていう人」
何を習っているかというと…。タロット占いなんです!この講座は、3時間のレッスンを2日間受けることで占い師のスキルを身につけられる「タロット鑑定師講座」。
講師の望月あこさんは、月に100人以上を占う現役の占い師で市内の貸会議室やオンラインなどで講座を開いています。この日の受講生は、もともと趣味で占いをやっていて、これから本格的にタロット鑑定師をめざそうと今回講座を受講しました。
受講生
「タロットをやり始めて、友達や家族とか自分を見たりとかしているうちに、友達からお金を払いたいっていう申し出が来て、やりたいこと、自分の得意なこと、何か人の役に立つようなことをやれたらと。それで収入にもつながればというような気持ちで」
ある調査で今年、挑戦したい習い事、女性の1位にランクインしているのが占い!習いたい人が増えているんです。その理由が…。
占い師 望月あこさん
「まず一つは、もともと占いが大好きだよっていう人が一つ。例えばカフェのオーナーさんをやられている方でしたり、OLさんの方でしたり、何か副業でちょっと趣味程度から始めたいなっていう本当に気楽な感情から入っていただく方が多いです。」
実際に私もタロット鑑定師講座を体験してみます。まずは、望月さんが受講生にいつも伝えている占い師としての心構えを教えてもらいます。
占い師 望月あこさん
「自分を整えること。自分が常にフラットにいられるようなマインドを整える、心を整えるということが、とても大事になってきます」
高橋咲良アナウンサー
「確かにまずは自分。勉強になります」
講座では、SNSやアプリを使った集客方法やカードの混ぜ方などの基礎を教わったあと、望月さんをお客さん役に占いの練習をします。
占い師 望月あこさん
「これから私、いい出会はありますでしょうか?」
高橋咲良アナウンサー
「出会いですね。ちょっと待ってくださいね」
このとき、お客さんとどうコミュニケーションをとるか、接客方法も習います。
高橋咲良アナウンサー
「そういう人を引き寄せないためにも、自分がそういうことをしないように注意した方がいいかもしれないですね。
占い師 望月あこさん
「素晴らしい。素晴らしいです。上手です。咲良さん」
高橋咲良アナウンサー
「大丈夫ですか?こんな感じで大丈夫ですか?」
占い師 望月あこさん
「いきなりは、ちょっと出会いないですねとか、危ない男に注意だよ、で終わるのではなく、ちょっと怖いなっていうカードが出た時も、気をつけようとか、癒しを与えられたなっていうような、声がけが満足度につながると思います」
また、ランキングの男性1位は「写真撮影・編集」。占い同様、独学ではなく、ちゃんとしたスキルを身につけたいと習い事に通う人が増えているようです。
一方、こんな習い事ができる場所もあるんです!
仙台市太白区長町にある、こちらのお店。ドリアやパスタ、スイーツなどが楽しめる人気のカフェですが、ちょっと変わった特徴があります。
客
「すごい初歩的なこと。こういう緩い網目だから、その時にどう糸をつなげたらいい?」
ウブントゥ店主 菅原のぞみさん
「下からと上からと、こういうふうに通して、両方逃がす。そうそうそう」
なんと、編み物が習えるんです。
店主の菅原さんは、編み物指導の資格をお持ちで、カフェ営業と並行して半日1100円で編み物を教えているんです。
ウブントゥ店主 菅原のぞみさん
「編み物教室というと、ちょっと敷居高くて、習いづらいという人が多いかなと思って、ふらっと自分の好きな時間に『今日習いたい』『わかんない』というときに、ぱっと来られるようなところがあったらいいかなと思って。ちょっとカフェしながらだけど教えられないかなと思って、こういうところを作ってみました」
実は今、編み物にハマる人が増えていて、習い事としても人気が高まっています。カフェにも多くのお客さんが教わりに来ます。
客
「来年90歳です。すごく自由だし、編み物をしていると本当に無心になれる」
「Youtubeとかで、ハウツー見たりとかしてやったりとかもするんですけど、やっぱりこう店主さんとしゃべりながらとか、たまにお客さんから教えてくれたりとかもするので、つながりとかもあって。やっぱりいいなと思います。編み物ライフが底上げされるじゃないけど」
ウブントゥ店主 菅原のぞみさん
「やっぱり自己流じゃなくて、ちょっと習ってやってみようかなという風に、ステップアップの人にちょうどいいのかなと思う」