空き家の魅力発信に生成AIを活用する動きが始まっています。永平寺町は、画像生成AIを活用して空き家のリノベーションイメージを見ることができる新しい空き家バンクのサイトをオープンしました。
            
空き家バンクのサイトは、永平寺町が坂井市の建築システム開発会社「福井コンピュータスマート」と運営を始めました。その機能を使えば、一般的な瓦葺の一軒家が、黒を基調とした現代的な住宅に、少し年季の入った和室が畳を生かした明るいダイニングに、画像生成AIが空き家のリノベーションイメージを作成します。
   
古く見栄えが良くないことが多い空き家の、生まれ変わった姿を見せることで売り買いを促します。
   
27日はサイト運営に関する連携協定の締結式が行われ、永平寺町の河合永充町長は
「AIを活用することで物件の価値を再確認できる。空き家の売り手や貸し手が一歩踏み出す後押しになれば」と挨拶しました。
   
生成AIによるイメージのバリエーションは無限大で、作成ボタンを押すたびに様々なイメージを提供してくれます。
  
町と連携する「福井コンピュータスマート」によりますと、空き家バンクのサイトへの画像生成AI導入は全国でも例がなく、利用促進につながると注目されています。田辺代表は「これまでは、空き家のリノベーションしたイメージを作ろうと思うと、一つ一つ新しいイメージを作っていたが、一定の時間や手間がかかる。AIを使うことで瞬時に色んなパターンを出していけると時間短縮にもなる」と話します。
      
サイトは27日にオープンします。また、県立大学の学生がつくった暮らしに役立つ町の情報を紹介するウェブマガジンも掲載され、移住を検討する人の背中を後押しします。    

福井テレビ
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