チャリティー番組に寄せられた寄付金や会社の資金など約480万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われている日本海テレビの元幹部社員の被告の初公判が27日に鳥取地裁で開かれ、被告は起訴内容を認めました。
日本海テレビの元幹部社員の被告の男は、経営戦略局長だった2023年9月、チャリティー番組「24時間テレビ」に寄せられた寄付金10万5000円を自身の口座に入金し着服したほか、経理部長などを務めていた2019年から21年にかけて会社の資金約470万円を自身の口座に振り込むなどし着服したとして、業務上横領の罪に問われています。
鳥取地裁で27日に開かれた初公判で被告は、「間違いございません」と起訴内容を認めました。
検察は冒頭陳述で、「被告は、自身の口座のマイナス残高を解消するため会社の資金を着服するようになり、架空の経費伝票を作成し、自身の口座に送金するなどして犯行に及んだ。寄付金など着服した金は、生活費や飲酒代、スロット代に使った」と指摘しました。
次回の裁判は、6月20日に開かれる予定です。