夏の本格的なレジャーシーズンを前に、タレントの田村淳さんなどの著名人や専門家などが参加したシンポジウムが開かれ、水難事故を防ぐための意見を交わしました。

5月22日に都内で開かれた「日本財団 海のそなえシンポジウム」。夏の本格的なレジャーシーズンを前に、水難事故を防ぐためにどんな取り組みが必要かを考えようと、タレントの田村淳さんや横澤夏子さん、日本ライフセービング協会、日本水難救済会のメンバーなどが参加しました。

水難事故は、毎年全国で約1300件発生していて、死者・行方不明者は約700人に上っています。
山陰両県での犠牲者は2023年は島根県で12人、鳥取県が2人となっています。

こうしたデータなどをふまえ、命を守るために身に着けるフローティングアイテムの役割について話し合ったり、水難事故を減らすための教育の在り方などについて意見を交わしました。

日本水難救済会によると、1955年に瀬戸内海で船同士が衝突して起き、松江市の小学校の児童なども犠牲になった「紫雲丸事故」が、小学校での水難防止教育の始まりとされていて、関係者が改めて教育の必要性を訴えました。

海と日本プロジェクトでは、今後もイベントなどを通じて水難事故を防ぐ啓発活動を続けることにしています。

TSKさんいん中央テレビ
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