米子工業高等専門学校で建築デザインを学ぶ学生が、間伐材を使ってベンチを製作し、鳥取県南部町のとっとり花回廊に贈りました。

南部町のとっとり花回廊では5月20日に寄贈式が行われ、テープカットをした後、米子高専の学生が贈った真新しいベンチがお披露目されました。

とっとり花回廊・山口康介園長:
旅の思い出のひとつになってます。木材が5年経ち10年経ちどんな風合いが出て、味わいが出ているのか、花回廊の風景に溶け込んでいるのか、そのあたりをご覧いただければと思います。

ベンチを製作したのは、米子高専総合工学科で建築デザインを学ぶ4年生です。
3年生だった2024年に森林保全の実習で枝打ちや間伐材の製材を体験、その木材を使って7台のベンチを仕上げました。

花のテーマパークにちなんで、バラの花を中心にデザインしたベンチに…枝から垂れるフジの花をイメージしたベンチもありました。

米子高専総合工学科・柴崎琉輝さん:
正面から見るとリボンのようになっていて、家族3人で座るように想定されていて、左と右にお父さんとお母さんで、真ん中に子どもが座れるようになっています。

米子高専の学生が花回廊にベンチを贈るのは、2025年で17年目。合わせて122台のベンチが訪れる人たちに憩いのひと時を提供しています。

TSKさんいん中央テレビ
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