4月中旬に、中国の警察を名乗る男からの「詐欺事件の犯人」であるとのうその電話にだまされ、浜田市の20代の女性が、疑いを晴らす「保証金」の名目であわせて140万円をだまし取られた事が分かり、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

特殊詐欺の被害にあったのは、浜田市の20代の女性です。
警察の調べによると女性は、4月13日に携帯電話に「中国語の自動音声」で電話があり、案内に従って操作すると、日本の入国管理局を名乗る男とつながり、中国語で「あなたの携帯電話が詐欺に使われている」、「中国の警察に電話を繋ぎます」などと伝えられたということです。

そしてパソコンと携帯電話に複数の通信用アプリを指示されるままインストール、そのSNSアプリの通話機能やメッセージ機能で「中国で詐欺の犯人を捕まえている」、「あなたも犯罪の犯人になる」などと伝えられたとしています。

女性が「関係ない」と伝えたものの信じてもらえず、別の中国の警察を名乗る男や中国の検察を名乗る男も加わり、「保証金を支払えば優先的に調査し、疑いがなければお金を返す」などと言われたことから、相手に指示されるまま4月20日から24日までの間で3回に渡り指定する口座にお金を振り込み、あわせて140万円をだまし取られました。

女性は、相手から「かかってきた電話番号を調べるよう」に言われ、インターネットで調べたところ、中国の警察の電話番号だったため、信用したと話しています。

浜田警察署は、「あなたが捜査対象となっている」などと電話があった場合は、一旦電話を切り、最寄りの警察署などに相談するよう呼びかけています。

TSKさんいん中央テレビ
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