アジア大会のボランティアの募集をめぐり、応募をしていない男性が勝手にボランティアに登録されていたことがわかりました。男性には5月24日、名古屋市の上園晋介市議から謝罪があったということです。
名古屋市内に住む男性によりますと5月13日、アジア大会の運営事務局から「ボランティアの応募が完了した」という内容のメールが届いたということです。
男性は応募をしておらず、コールセンターに問い合わせたところ「誰かがまとめて応募しているかもしれない」と回答され、その後、名古屋市の上園晋介市議から電話で謝罪の申し出があったということです。
名古屋市内に住む男性:
「(上園市議から)『無作為に自分のためている名刺の中から使ってしまいました』と、『自分の一存でやりました』ということなので、『直接今から謝りに伺ってもよろしいですか』と連絡がありました」
東海テレビの取材に対し、上園市議は謝罪を申し出たことを認めました。
上園晋介名古屋市議:
「自分の呼びかけた中に、身に覚えがなかったということなので、然るべき対応をとらないといけないと思っている」
関係者によりますと、一部の会派の名古屋市議にはボランティアを集めるノルマがあり、上園市議は、別の市議に対し「申込用紙に、先に複数の名前などを記入し、あとから承諾を得るやり方をしていて、男性への連絡を失念してしまった」などと説明しているということです。
上園晋介名古屋市議:
Qノルマは自身にもかせられていたのか?
「もちろん、会派の中でそれくらい頑張って集めようと」
男性は警察に被害の相談をしていて、上園市議は24日、男性に直接会って謝罪したということです。