【スキージャンプ】高梨沙羅が練習公開…ミラノ五輪シーズンへ「結果で恩返し」…“道産子の後輩“藤田慎之介からの助言で課題のテレマークに手応え「良いきっかけ」
5月23日、ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅選手(28=クラレ)が北海道札幌市の荒井山シャンツェで練習を公開しました。
「小さい台で色々なことを確認しながら飛びたかった。」と通常の大会で飛ぶ宮の森ジャンプ競技場(K点=90m)や大倉山ジャンプ競技場(K点=123m)ではなく、荒井山シャンツェ(ミディアムヒル K点=55m)で練習を行った北海道上川町出身の高梨選手。
課題に挙げている足を前後にして着地する「テレマーク」の姿勢を重点的に確認しながら、きょうは5本ジャンプを飛びました。この日、4本目のジャンプが終わった後、同じジャンプ台で練習していた男子の北海道余市町出身・藤田慎之介選手(24=Farm Fujita)から「後頭部の方でつり上げるような感じでテレマークを入れたらいけるんじゃないですか。」とアドバイスを受け、5本目のジャンプで実践すると「やってみたら、うまくいったので“藤田先生”に感謝です。良いきっかけをつかめる1本になったかな。」と手ごたえを口にしました。
これから始まる来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪シーズンへ。地元・北海道から自身4度目となる“世界の大舞台”へ飛躍します。
◆高梨沙羅選手コメント
「(オフは)温泉に行けたり、地元の北海道に帰ってきて、ゆっくりできる時間もありながら、こうして合宿もできている。すごくリラックスしながらも今の自分の課題に向き合っている。4年間をかけて、こうして積み上げてきている。今年が(五輪へ向けて)本番の年でもあるので、本当にたくさんの方に支えていただきながら過ごしてきた中で、最後は“結果で恩返し”ができるように頑張っていきたい。」