22日午後9時45分ごろ、JR山手線は外回りがパンタグラフの損傷により運転見合わせとなり、23日の始発から全線で一時運転を見合わせた。内回りは午前7時8分、外回りは午前8時26分に運転を再開したが、22日から176本が運休となり、約24万9000人に影響が出た。

始発から内回り・外回りともに運転見合わせ

23日の始発から、山手線は内回り・外回りともに運転を見合わせた。
22日夜から23日にかけて、25万人近くの乗客に影響が出た。

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22日午後9時45分ごろ、JR山手線外回りが運転見合わせとなり、帰宅時間を直撃。
運転見合わせの理由は、架線から車内に電気を取り込む「パンタグラフ」の損傷だった。

JR東日本によると、山手線外回りを走っていた列車の車掌から「パンタグラフから放電があった」と連絡があり、点検したところ、複数の車両のパンタグラフに異常が見つかったという。

この復旧作業に時間がかかり、23日、始発から全線で運転見合わせとなった。

内回りは午前7時8分に、外回りも午前8時26分に運転が再開。
しかし、本数を大幅に減らしての運行となったため、車内は通勤客などで大混雑になった。

22日から176本が運休し、約24万9000人に影響が出た。

JR新橋駅にいた乗客からは「結構やばいですよね。影響受けてる人も相当いると思う」「普段より電車混んでましたし、いつもより30分くらい長く感じました。もうしょうがないですよね、こればっかりは」といった声が聞かれた。

全50編成のうち21編成のパンタグラフ損傷

JR東日本によると、原因は新橋駅付近の架線が、電線と金具の接続部に不具合があり断線。
架線が切れたところに列車が通過したことで、パンタグラフが折れ曲がったという。

山手線全50編成のうち、21編成のパンタグラフが損傷した。

始発から平常運転できなかった理由については、車両基地に運んで修理が必要な列車もあり、再開までに時間がかかったという。
(「イット!」 5月23日放送より)

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