北海道森町の水産物販売「小川食品」が、函館地裁から破産開始決定を受けていたことが分かりました。
民間の信用調査会社、東京商工リサーチによりますと、負債総額は約6億5000万円です。
小川食品は2008年4月創業。スケソウダラやカスベ、サバ、ナマコの鮮魚や冷凍魚を地元の水産加工会社を中心に販売していました。
韓国などアジア圏への輸出も手掛け、ピーク時の2022年8月期には14億2600万円の売上高を計上していました。
しかし、近年は韓国の輸入規制などの影響で、2024年8月期の売上高は9億5400万円に縮小し、赤字に転落しました。
本業以外でも、千歳市の美容室事業の不振などもあり資金繰りが厳しくなって、5月14日に函館地裁から破産開始決定を受けました。
2025年1月時点の従業員数は2人です。