福岡市地下鉄の天神駅と博多駅で、利便性がさらに高まる新たなサービスが23日から始まりました。
◆記者リポート
「地下鉄天神駅にきています。改札を出てすぐのコインロッカーに設置されたのが、こちら『空きロッカー検索サービス』です」
福岡市地下鉄の天神駅と博多駅で、23日から始まった新たなサービス。
タッチパネルに触れてみると、表示されたのは、緑や赤のマークに、マルやバツの記号。
実はこれ、コインロッカーの空き状況を、ほぼリアルタイムで表示しているんです。
◆記者リポート
「さらにスマートフォンを使って、QRコードを読み込むと、モニターと同様、コインロッカーの利用状況がわかります」。
スマートフォンを使えば、コインロッカーから離れた場所にいても、サービスを利用することができます。
◆福岡市交通局 中村康博 課長
「今、どこのコインロッカーが空いているか、サイズも含めて、すぐに見つけていただくことができます」。
天神駅や博多駅では、コインロッカーの利用者が増えているものの、ロッカーの設置場所によって稼働率に大きな差があることが課題となっていました。
例えば、改札に近いコインロッカーは、23日午前10時の時点で、すでにかなり埋まっていますが、改札から少し離れた場所になると、同じ時間帯でもガラ空きの状況。
検索サービスの導入で、稼働率の差をなくし、より効率よく利用してもらう狙いです。
◆福岡市交通局 中村康博 課長
「これを見て、最短で空きコインロッカーに辿り着くことができますので、ぜひご利用いただきたいと思います」。
また、検索サービスの導入にあわせて、スーツケースなどが入る大型のコインロッカーの数も約2倍に増加。
福岡市中心部の観光や移動の利便性が、益々、向上することになりそうです。