福岡県古賀市天神4丁目のホテルで、自分が宿泊した部屋のベッドに火をつけ、燃やそうとした男が、5月23日、現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、住所不定、無職の18歳の男です。

粕屋警察署の調べによりますと、男は、5月14日午前2時10分すぎ、福岡県古賀市天神4丁目の「ホテルAZ福岡古賀店」で、自分が宿泊していた2階の部屋のベッドに火をつけ燃やそうとした疑いが持たれています。

出火当時、ホテルには、宿泊客約100人と従業員2人がいましたが、ケガ人などはありませんでした。

出火原因などを調べていた警察は、男が、部屋から飛び出す様子を他の宿泊客が目撃していたことや、ホテルの防犯カメラに男以外の出入りも確認できないことなどから、男の犯行と断定し、逮捕に至りました。

男は、福岡県宗像市内の会社に勤務していましたが、12日に会社から「出勤していない」旨の連絡を受けた母親が、警察に行方不明届けを出していたということです。

警察の調べに対し、男は、「ライターでタオルに火をつけ、ベッドに置いた」と供述していますが、「部屋を燃やして自殺しようとしただけで、ホテル自体を燃やすつもりはなかった」と容疑を否認しているということです。

警察は、犯行の動機などについて、更に詳しく調べる方針です。

テレビ西日本
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