夏の観光シーズンを前に愛媛県の松山城で22日、ロープウェイやリフトに乗客が取り残されたことなどを想定した救出訓練が行われました。

松山城のロープウェイとリフトは例年、7月からの2か月間で約20万人が利用していて、夏の観光シーズンを前に事故への備えを強化するため、22日訓練が行われました。

訓練には松山市の職員や消防隊員など、約40人が参加。本丸に向かうロープウェイとリフトが停電し、緊急停止した想定で行われました。

訓練ではゴンドラの床にある非常用の扉を開け、乗務員と地上の係員が声をかけ合いながら、救助用のバスケットで乗客を1人ずつ下ろしていました。リフトでは職員がはしごをかけて指示を出し、乗客役の職員が1段ずつ慎重に降りていきました。このほかリフトから乗客が転落して動けなくなった想定でも訓練が行われ、消防隊員が担架で慎重に搬送していました。

松山市公園管理課・西本義明主幹:
「万が一、何か起こった時に速やかに救助活動が行えるように、日頃からの備えとして訓練を行っております。」

市によりますと、ここ数年松山城のロープウェイとリフトで、緊急停止するような事案は起きていないということです。

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テレビ愛媛
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