宮崎県新富町にある航空自衛隊新田原基地所属のT−4練習機が愛知県で墜落した事故を巡り、航空自衛隊は22日夜、搭乗員2人の死亡が確認されたと発表しました。

(内倉浩昭航空幕僚長)
「かけがいのない隊員を失いましたことは、痛恨の極みであります」

死亡が確認されたのは、新田原基地・第305飛行隊の井岡拓路1等空尉(31歳)と網谷奨太2等空尉(29歳)の2人です。

2人が搭乗していたT−4練習機は、5月14日に愛知県犬山市の入鹿池に墜落。その後の捜索で2人とみられる身体の一部が見つかり、DNA鑑定などが行われていました。

練習機は、小牧基地を離陸して約1分後、高度1400メートルで東から南に旋回する時に急降下、2分後にレーダーから消失していて、航空自衛隊が原因の究明を急いでいます。

また新田原基地では、22日からF−15などの飛行を再開。
大嶋善勝基地司令は「この悲しみを二度と繰り返さないことを固く誓い、隊員一同これまで以上に使命感をもって訓練及び任務に全力を尽くしてまいります」とコメントしています。

テレビ宮崎
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