2025年で創業60周年のスパリゾートハワイアンズ。震災当時、福島から笑顔と元気を届けたフラガールが再び集まった。

■フラガールOGが再集結
「はいOK、すごい全然変わらないね、すごいよ大したもんだ」
5月20日、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズに集まった14人のメンバー。それぞれがこの場所を巣立ったかつてのフラガールたちだ。
41期生のマカレア麻衣さんは「震災後初めてのレッスンも早川先生にレッスンしていただいたんですけども、その時もみんな笑いながら泣きながら、初めてレッスンした日を思い出しました」と話す。

■全国きずなキャラバン
14年前に起きた、東日本大震災。ハワイアンズも施設が被災し、休館。フラガールは踊る場所を失った。
それでも、自分たちの踊りで笑顔を届けたい。福島県内の避難所や全国を周るキャラバンをスタートさせた。「フラガール全国きずなキャラバン」2011年5月から10月まで、全国26都府県と韓国・ソウル含む125カ所で247回の公演を行なった。
38期生のマルヒナ・由佳理さんは「行く先々で逆にたくさんの温かい声をいただいて、それが私たちのパワーになってっいう形で、当時は公演させていただいてました」と当時を振り返る。

■創業60周年を記念し再び披露
再結集したのは当時、キャラバンに参加したフラガールたち。
60周年を記念して、当時踊っていた演目の一部を現代風にアレンジして再び披露する。指導するカレイナ二早川先生は「びっくりしたんですけども、すごくみんな柔軟性を持ってきたんですね。大人になったのかなとそう思いますよね」と話す。

■感謝の思いを込めて
それぞれが歩んできた14年の思いを踊りに込めて、あの時と変わらない笑顔と元気を届ける。「時がたって震災のキャラバンを回ってきたメンバーで踊れる『感謝』が一番大きいかと思います」マルヒナ・由佳理さんはそう話す。
公演は10月に開催予定。本番に向けたレッスンが続く。

※「復活きずなキャラバン『フラガールOG公演』」※10月18日予定

福島テレビ
福島テレビ

福島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。