2つの大手企業の若手エンジニアがタッグを組み、福島のために何ができるのかを真剣に考え技術開発をしていくイベントがスタートした。

5月16日、東京赤坂の会議室でスタートした取り組みが「ハッカソン」と呼ばれるイベントだ。「ハッカソン」とは「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、チームで特定のテーマに対してソフトウェアやサービスを開発し、その成果を競い合う。

テーマは「福島」。
福島テレビがテレポートプラスやサタふくで放送している「市町村ウィーク」などのデータを活かしながら、生成AIを活用した技術の成果物をつくり競い合うのが目的だ。
博報堂テクノロジーズの篠田裕之さんは「最先端のAI技術を使った、これまでできなかったようなアイディアを実現できるようなものがでてくると面白いなと思っております」と話す。

今回、ハッカソンに参加しているのは、大手広告代理店博報堂のテクノロジー戦略会社「博報堂テクノロジーズ」と大手通信キャリアの「ソフトバンク」のあわせて33人の若手エンジニアだ。

「福島県内外の人たちに、福島の多様な魅力を伝える県外目線の旅プランで旅行を再発見するアプリを提案したいと思います」
初日のDAY1では、チームに分かれてアイディアを発表した。
ソフトバンクからの参加者は「会津若松市しか知らなかったので、他にも観光地があって、また行きたいなど思うことができました」と話し、博報堂テクノロジーズから参加者は「福島の課題の解決につながるのかということを重視して、形だけにならないようにしたいなと思っています」と話す。

ハッカソンは成果物の発表を行う6月12日のDAY2に向けて、それぞれのチームで技術開発を行っていくことになっている。

福島テレビ
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