寿司ネタの宝庫とされ、高級店から庶民派の街ずしまで名店がそろう福岡県北九州市、「すしの都」として知名度アップを目指しています。

そんな中、市の有形文化財「旧安川邸」では22日、1日限定の貴重なイベントが開かれました。

世界の食通をうならせる戸畑区の名店「照寿司」のランチを、北九州市の近代化をけん引した「安川電機」創業者の旧邸宅で味わえるぜいたくなイベントです。

事前に募集した72人の枠は、わずか20分で満席になるほどの注目ぶりでした。

◆照寿司 渡辺貴義さん
「白身が今おいしい。イサキ・スズキ・キスなんかも北九州。もちろんクエもですね」

ランチは近海でとれた魚を中心に、厳選された8貫のすしなどで構成される特別メニューです。

旬の寿司ネタと緻密な計算で握られたシャリのマリアージュ。

広い庭園が広がる趣のある空間で、自慢のお寿司を口に運ぶと自然と笑みがこぼれます。

◆来場客
「うまいです」
「いつも食べる寿司と全然違います。奥が深い」

せっかくの機会なので記者も一口…

◆記者リポート
「イカの歯ごたえがすごい。シャリがホロホロと溶けていって角がない、そして爽やかな後味が広がる特別な味」

参加者の中には母の日のプレゼントで来た親子も。

◆母の日で訪れた人
「雰囲気も(いいですよね)。私にとっては特別な日になりますね」

◆照寿司 渡辺貴義さん
「北九州を寿司で観光(できる場所に)。寿司屋さん・漁業関係者・市民の力を借りて継続してやっていきたい」

大盛況で幕を閉じた北九州市ならではのコラボランチ。

旧安川邸では、第二弾の企画も検討していきたいとしています。

テレビ西日本
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