歴史ある日本有数の「布の街」で、次世代に向けた取り組みが行われています。
東京・荒川区の日暮里は、豊富な生地が集まる日本最大級の繊維街です。
約1kmにわたって90店舗以上が連なる商店街は、「布の道」とも呼ばれています。
その歴史の発祥は古く、大正時代初期にさかのぼります。
海外でも「NIPPORI」として知られていて、この日も多くの外国人の姿がありました。
ハワイから:
とてもゆったりとしたところで、色々な店でたくさんの布を見ることができて楽しかった。
プエルトリコから:
NIPPORIでとても美しい布が見つかりました。
この「布の街」を盛り上げるキャラクターが「にっぽりん」。
全国からの公募で誕生したそうです。
そして、22日から開催されている「ソーイング祭」では、手芸の魅力や最新のトレンドなどデザイナー自らが教えます。
バッグデザイナー・赤峰清香さん:
誰かにプレゼントするために作ったり、プレゼントしたら誰かに喜んでいただけるっていうのも楽しみであると思います。
参加者:
すごく楽しいです。出来上がるのも楽しみです。
そして、日暮里から世界を目指す次世代の人材育成を目的として、毎年ファッションデザインコンテストを開催。
2025年で20周年を迎えます。
東京日暮里繊維卸協同組合・山田章博理事長:
新しい若手のオーナーさんであったりとか、クリエイターの方々でも、そういう方々が来てくださったらうれしいなと思っています。
日本の繊維業界を盛り上げる!
「布の街」の新たな挑戦が続きます。
担当者はコンテストの参加者が将来パリコレなどに参加してくれればと話していました。