宮城県多賀城市で飲酒運転の車が高校生の列に突っ込み、3人が亡くなった事故から、5月22日で20年です。事故があった現場近くでは、警察による検問が行われました。
記者リポート
「現在午前4時です。20年前事故があったこの時間に合わせて、警察の検問が始まりました」
この事故は2005年5月22日午前4時15分ごろ、多賀城市八幡の国道で、学校行事中だった仙台育英高校の生徒の列に飲酒運転のRV車が突っ込み、高校生3人が死亡、15人が重軽傷を負ったものです。
警察は22日、20人態勢で事故が起きた午前4時すぎから約1時間半にわたって検問を行いました。
また、現場には献花台も設けられ、学校関係者や警察が静かに祈りを捧げました。
当時 生徒たちを見回った 仙台育英高校 渡邊章紀教諭
「20年経ちましたけども、当時の気持ちと何ら変わらず、ここに来るといろんな事を考えさせられる」
塩釜警察署 大友拓世副署長
「決してこのような事故を風化させずに、飲酒運転根絶に努めていきたい」
県内では去年、飲酒運転による事故が39件発生していて、今年は4月末までに8件となっています。