警視庁の警察官が訪問看護師に護身術などを教えるセミナーが開かれました。
東京・江戸川区で働く訪問看護師など約40人が、警視庁小岩署の道場でのセミナーに参加しました。
訪問看護師たちは、警察官から不審者から身を守るための護身術を教わったほか、患者の体を起こす際に患者の手が当たらないように体の真ん中に手を持ってくるようアドバイスを受けました。
フェアウィズ訪問看護ステーションの管理者で看護師でもある坂本翔太さんは、「スムーズに処置できるかを考える中で、自分の安全を考えることはあまりなかったため勉強になった」と話していました。
訪問看護師の護身術セミナーは警視庁では初の取り組みで、小岩警察署の河内良夫署長は、「訪問介護、訪問看護の世界はこれから重要が高くなり、非常に大事になると思う。これからも、医療・福祉業界に安全・安心を届けるよう取り組む」とコメントしました。