かつてスペインの美術館で学んだ技法を用いて動物や果物、四季の花々などを描いています。画家、大竹山 規さんの作品を集めた油絵展が、21日から熊本市の鶴屋百貨店で始まりました。
【藤原 果林 記者】
「大竹山規先生の油絵44点が展示されています。心のこもった作品に私も目を奪われています」
会場には、長崎県出身の画家・大竹山 規さんが描いた動物や果物、四季の花々などおよそ40点が並んでいます。
大竹山さんの作品は、スペインのプラド美術館で油絵作家の作品を模写して学んだ技法を用いていて、透明感のある色彩や画肌の美しさなどが特徴です。
茨城県つくば市を拠点に活動している大竹山さんは全国で個展を開いていて、熊本では、今回で14回目となります。
こちらはイタリアで購入したアンモナイトの化石を描いた油絵です。
サンドペーパーで表面を磨きながら薄い絵の具の層を塗り重ねて渦の立体感や光沢感を表現しています。
また、水墨画をイメージしたというネコの作品は、まるでこちらを見ているかのような瞳が特徴です。
【画家 大竹山 規さん】
「(熊本で個展を)14回やっているけれど、まだ実物の作品を見てない方もたくさんいる。ぜひご来場いただいて実物を見ていただきたい」
『大竹山 規 油絵展』は5月27日までです。