米の高騰が家計を圧迫する中、驚きのサービスが。
取材班は茨城・笠間市のウナギ専門店「うなぎ量深」に向かいました。
国産の最高級ウナギを秘伝のタレでやわらかく焼きあげ、ほっかほっかのご飯にのせた「うな重」。
ふわっととろける食感と香ばしい香りが口いっぱいに広がる逸品です。
客は「おいしい、天下一品。これ大好きなんだよ」「味もいいし、フワフワ、トロトロって感じ」と話します。
そのうえ、ウナギに舌鼓を打ったばかりのところに、店からサプライズプレゼントが待っていました。
店主:
うちからプレゼントがあるの、お米。1名様ひとつずつどうぞ。
来店客も思わずビックリ。店が配っていたのは米1合。
タレを入れる容器にコシヒカリがぎっしりと詰まっています。
米1合をプレゼントされた客:
お米が高いので、すごくありがたい。おいしくいただきます。
なぜ貴重な米をプレゼントしているのかというと、多くの人が高い米に手が遠のいている今こそ、地元産のコシヒカリを食べてほしいから。
米の仕入れ値が上がっているにもかかわらず、このサービスを始めました。
うなぎ量深・馬場万作店主:
やっぱりウナギは米が大事。米の価格が戻った時に、「茨城の米はおいしい」と買ってくれれば二度三度うれしい。
店主は食卓から米が消えることを心配し、すでに数百人に配りました。
あと100kg分を配布する予定だといいます。
米1合をプレゼントされた客:
うれしかったですよ。いま米高いでしょう。1日うちは2合なのでちょうどいい。1日持つので、おいしい米いただきたいと思います。
いまだ高いままの米価格。
3月に落札された備蓄米21万トン余りのうち、1カ月たってもスーパーや外食などに届いたのは全体のわずか10%にとどまっています。
こうした中、SNSで話題を呼んでいる米があります。
それが、北海道のスーパーにずらりと並ぶブレンド米「キタノイロドリ」。
5kg3435円で販売され、その安さで人気となっているといいます。
別の店では、セール品として2000円台で販売していたという目撃情報も。
北海道で米店を営む男性は、スーパーで「キタノイロドリ」を3280円で購入したといいます。その味は…。
株式会社こめしん・徳山大介社長:
食べてみて、粒がしっかりめのお米という感想。値段は他のものと比べて5kgで400~500円安い中で、十分おいしく食べられる米だった。
高止まりの中のプレゼントや安いブレンド米。
様々な動きが続いています。