生徒たちの実習に役立ててもらおうと5月20日、鳥取市の高校に農作物の生産や加工に関する基準を満たした実習用の機材が贈られました。

食品が酸性かアルカリ性かを測定する携帯用のph計に、作物の収穫に使うアルミ製のコンテナカー。
鳥取市の鳥取湖陵高校に贈られた、農作物の生産や加工に使う実習用機材です。
20日は贈呈式が行われ、「JA鳥取いなば」の清水雄作組合長から山本美和校長に目録が手渡されました。

鳥取湖陵高校の食品システム科は県内の高校でただひとつ、国が定める農作物の生産・加工に関する衛生管理の基準GAP、HACCPの認定を取得、生徒たちは実習を通じて競争力の高い農作物や加工品の生産につながる先進的な手法を学んでいます。
実習で使われる機材や道具が古くなったり数が足りなくなったりしていることからJAが機材を贈り、支援することにしました。

生徒:
モチベーション上がりますね。きれいなもので安全性がいいものを作れるってなるとテンションが上がりますね。

JA鳥取いなば・清水雄作組合長:
生産現場を理解する一助になると感じている。実習などを通じてさらに深めていってほしいと思います。

農業の担い手不足が課題となる中、JAでは、今後も次の世代の育成を支援していきたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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