鳥取の夏の味覚、北栄町特産の「大栄西瓜」がまもなく出荷を迎えます。手塩にかけて育てたスイカを盗難から守ろうと、農家が防犯パトロール隊を結成しました。

JA鳥取中央・河野寿一参事:
「生産者が苦労して作った大栄西瓜を盗難がないようにお願い申し上げます」

5月21日はスイカの産地・北栄町に生産者や町の職員、警察官などが集まり、防犯パトロール隊の出発式が行われました。
このあと、パトロール隊のメンバーが車に乗り込み、スイカ畑に向け出発しました。

大栄西瓜の防犯パトロール隊は2004年に結成。
毎年、5月下旬から7月下旬までの出荷時期にメンバーが交代でパトロールにあたります。
出荷前のスイカを狙う盗難件数は2010年には年間6件あったということですが、近年は10年間で2件にまで激減。
パトロールの効果は絶大のようです。

大栄西瓜組合協議会・村岡高志会長:
「1玉でも多く出荷するというのを大前提に、盗難ゼロを目標に頑張っていきたい」

大栄西瓜は現在194戸の農家が栽培、JA鳥取中央は今シーズン、53万ケースを出荷、2024年を上回る23億6000万円の販売を見込んでいます。

TSKさんいん中央テレビ
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