愛媛県内では20日に5地点で最高気温が30度を超える真夏日になったものの、最低気温はほとんどの地点で10度台に。人体は気温差が7~8度あるとバランスが崩れる恐れがあり、体調管理に注意が必要です。セルフケアのポイントは「呼吸法」といいます。
愛媛県は高気圧に覆われて暖かく湿った空気が流れ込み、各地の最高気温は大洲市で31.4度、久万高原町は31.3度と5月の観測史上で最も暑くなるなど5地点で真夏日に。松山市でも29.5度になるなど10地点で今シーズンで最も高くなりました。
曽我部愛麗キャスター:
「正午過ぎの城山公園です。日陰にいると時折心地よい風が吹いていて涼しいのですが、日向に出ると強い日差しが照り付けていてじんわりと汗ばむ陽気です」
松山市の城山公園体調を崩し木蔭ででは新田高校の生徒たちが遠足。なかにはかき氷などを食べて涼む姿も。体調を崩し木蔭で休んでいたといいます。
新田高校の1年生2人:
「熱がでた」
「私はお腹が痛くなった」
愛媛県内の20日の最低気温は10度台。気温差が10度以上になった地点も多くあります。寒暖差が大きくなるこの時期、暑さや湿度などの「変化」に対応できず増えるのが体調不良です。専門家は身体の機能を調整する「自律神経」が関係している説明しています。
天山病院・櫃本真聿医学博士:
「自律神経は身体の全てをコントロールするものなので、心も含めて多様な症状が出る。その人それぞれ。その人にとって弱いところ、腰が弱いとかのどが弱いとか、あるいは頭痛であるとか、そこに顕著にでますよね」
自律神経は一般的に気温差が7~8度あると乱れるとされています。「呼吸する」「血液を全身に流す」「胃で食べ物を消化する」。これらは全て自律神経の働き。不調が起こると身体からのSOSのサインなのです。本格的な夏を迎える前にできるセルフケアは。
天山病院・櫃本真聿医学博士:
「呼吸なんです。呼吸法から整えていく。だまされたと思ってやってみませんか。5秒吸って5秒吐く。10分間は長いから、最初は1~2分でもいいです」
特に身体からのSOSに気づいた人は、自律神経の中でも自分の意識で調節できるため気軽に始められる呼吸法の実践を呼びかけています。
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