2024年8月に線状降水帯が発生し浸水被害などが相次いだ岩手県盛岡市で、市や関係機関が初動対応を確認する訓練が行われました。
5月20日は盛岡市の職員や自衛隊などの関係機関から約70人が参加しました。
訓練は2024年8月の大雨災害を参考に、盛岡市に線状降水帯が発生し1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったという想定で行われました。
盛岡市では2024年の大雨災害の際、避難情報の発表の遅れや避難指示対象地区に表記漏れがあったことなど、市の初動対応に課題が残りました。
20日は川の水位の変化などを共有しながら、避難所の設置に向けた動きなどを確認していました。
盛岡市 金田一正人危機管理統括監
「問題点を抽出し、その部分についてはブラッシュアップを加えて、実際の災害が発生した場合の対応が的確に行われるようにやっていければ」
市では少ない人数でも初動から迅速に対応できるよう備えていきたいとしています。