社員食堂のカレーで腸活。
三井物産のグループ会社が食物繊維で健康経営です。

企業が力を入れ発信するのは、腸の状態を整える食物繊維です。

東京・原宿駅前の@cosme TOKYOに設置された特設ブース。
来店客が受け取っていたのは、大手総合商社の三井物産から生まれたスタートアップ「.me」が手掛ける飲料水「食物繊維がとれる水 すきとおるレモン」です。

その最大の特徴は、グアー豆という植物からとれる食物繊維が5グラム配合されていること。

日常的に口にする飲料水から摂取でき、インナービューティーを整えられる商品として、美容に関心が高いユーザーの取り込みを目指します。

来店客からは「おいしいです、普通のレモン水。なかなかとれない成分が入っているなら手軽」という声が聞かれました。

.me商品企画チーム・大川愛理リーダー:
食物繊維の目標摂取量が引き上げられた。“日常生活に溶け込んでいる食品は何だろう”と、みんな水分補給は必ずするのがあり、水との相性が良いとも思い着目した。

健康意識の高まりが追い風となり、年々増加を続ける食物繊維の国内市場。

こうした背景などを受け、三井物産ではグループ会社が中心となり、食物繊維を活用した健康経営にも注力しています。

三井物産の社員食堂は、グループ会社のエームサービスが運営を行い、“特製カレー”の提供を期間限定で開始しました。

ここに食物繊維入りの飲料水などを合わせれば、1日に必要な摂取量の4割ほどを賄えるといいます。

ある調査では、7割以上の人が「おなかのトラブルで業務に支障が出た」と回答。
そこで、社食で人気の高い「カレー」に食物繊維をプラスすることで、社員のパフォーマンス向上につなげていきたいといいます。

カレーを食べた社員に話を聞くと、「おいしいものを食べて食物繊維がとれるというのはより良いかなと」「僕は肌が弱いので気をつけているが、食物繊維は意識しないけど、食堂に入れてくれることで意識できる環境・きっかけになったのは大きい」といった反響がありました。

商品、社食、そして社員へのウェルネスなど、さまざまな角度から発信される“食物繊維戦略”。
今後もグループ会社同士が協業することで、さらなる可能性を追求していくといいます。

エームサービス IDSセンター・宮田佳泉部長:
(食物繊維は)体調面の変化が直接的に感じやすい。だからこそ気づきも得られる。連携をさらに深めながら、三井物産グループとしても広く横展開をしていくのが今後の狙い。