日本製鉄によるUSスチール買収計画を巡り、ロイター通信は19日、アメリカのトランプ政権が買収を承認すれば、日本製鉄がUSスチールに対して2兆円規模の投資をする計画だと報じました。
これはロイター通信が内部文書や関係者筋の情報として伝えたもので、それによりますと、日本製鉄はトランプ政権が買収を承認すれば、USスチールの事業にあわせて140億ドル=日本円で2兆円余りを投資する計画です。
計画案には新たな製鉄所への投資、最大40億ドル=日本円で約5800億円も含まれています。
買収を巡っては、アメリカ側の「安全保障上」の理由で暗礁に乗り上げていましたが、トランプ大統領は2月の日米首脳会談で「所有ではなく、多額の投資を行うことで合意した」と表明していました。