5月19日午後3時過ぎ、高松市の男木島沖です。サルベージ船によって真っ黒に焼け焦げた船体が引き揚げられました。
倉敷市の六口丸海運が運航する長さ12メートル、19トンの観光船、「第二十七むくじ丸」です。5月16日、午後5時半ごろ瀬戸内国際芸術祭のツアー客などあわせて25人を乗せて運航中に出火。25人は近くにいた漁船に救助され無事でしたが、船体は約3時間半後に沈没しました。
高松港を出て豊島や犬島を経由し再び高松港に戻る予定だったという観光船。楽しいはずの船旅が悪夢に変わりました。
機関室につながる通風塔から黒煙が出て火災となったということで、引き揚げられた船体は、倉敷市に移され、高松海上保安部が火災の原因を詳しく調べることにしています。