広島県で行われた中国実業団陸上選手権に、2024年のパリオリンピック女子マラソン日本代表の前田穂南選手(28)をはじめ、天満屋女子陸上部の選手が出場しました。2025年に入社した新人2人もレースに臨みました。
広島県三次市で行われた中国実業団陸上選手権。5月17日の女子1万メートルには、天満屋から前田穂南ら3人が出場。前田はオリンピック欠場後2回目のレースです。
序盤は前田と吉薗栞(25)、天満屋の2人が積極的な走りを見せレースを引っ張ります。
しかしレース中盤先頭を奪われると、前田、吉薗ともに距離を離される展開に。前田は2番手でレースを進めます。今の状態を確認しながら走れたという前田は33分8秒18の2位でフィニッシュ。自身約3年ぶりとなる1万メートルのレースを走り切りました。
(天満屋 前田穂南選手)
「ロードとは違ってスピード強化の一環としてしっかり動かせたと思う。この夏も強化しながら次のマラソンに向けてやっていきたい」
一方、18日の女子3000メートルには、2025年入社の大卒ルーキー、政田愛梨(22)と、ユニクロに6年在籍し、25年に天満屋に加入した平島未来(25)が出場しました。
序盤から苦戦を強いられますが、前の背中を追いかけ必死に食らいつきます。
2025年から天満屋のユニホームに袖を通した2人。ルーキーとして粘り強い走りを見せました。
(天満屋 平島未来選手)
「個人としてはマラソンで自己ベストを狙っている」
(天満屋 政田愛梨選手)
「駅伝のメンバーとして走れるように夏にしっかり練習を積んでいきたい」