自民党の幹部から消費税の減税に慎重な発言が続いてることに対し、立憲民主党の野田代表は、「政局的な財政規律派が出てきた」などと批判しました。
立憲民主党・野田代表:
自民党は急に「減税はダメだ。財政規律を守れないじゃないか」(と言い出した)。そこまで言うなら、6月の「骨太の方針」で「2025年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支)をきちんと黒字化する」と約束してみろ、と言ってみたい。
野田氏は党の会合で、食料品での減税案について「期限と財源を明らかにして責任ある減税をやろうという主張だ」と述べ、その後の取材で「自民党の中に極めて政局的な財政規律派が急に出てきた」と批判しました。
一方、国民民主党の玉木代表は「財政規律だけを考えていくと、国民の生活がもたなくなる」と述べました。
国民民主党・玉木代表:
国の懐ばかり守って、国民の懐が崩壊してしまったら意味がない。
減税の財源については経済成長と特別会計の剰余金、国債の発行を挙げました。
これらに先立ち、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演した自民党の小野寺政調会長は、「どこに財源を見つけるか議論していくことが減税の前提になる」と述べました。