JR長崎駅前の県営バスターミナル周辺の再開発で長崎県は都市計画審議会を開き、国道202号の渋滞緩和のため道路の幅を一部広げる変更案が承認されました。

長崎県の都市計画審議会14日長崎市で開かれ、建築や土木などの学識経験者や弁護士など委員14人が出席しました。

県営バスターミナルは築60年以上が経過し、老朽化が進んでいます。

長崎県と長崎市は大黒町周辺の再開発を計画していて、交通機能の強化策の一つとして国道202号の渋滞緩和を挙げています。

KTN記者
「県営バスターミナル前の国道では路線バスが乗客を降ろすために停車しています。すると、後続の車も停まらなくてはならなくなりこれが渋滞の原因になるといわれている」
「現在昼の12時3分。この10分間で路線バスは11台停まった。1分に1台以上のペース」

長崎県は現在の県営バスターミナルを含む約85mの区間で、国道の幅を3mを広げて路線バスの停車帯を作り、3車線のスムーズな通行を確保したい考えです。

それにともない歩道の幅も50cm広げ、4.5mにしようとしています。

審査会で委員からは、停車帯の運用について質問が出ました。

長崎大学工学部教授 安武 敦子 委員
「赤い部分は降車専用のバス停?」

県都市政策課 真鳥 喜博 課長
「現状は降りるだけのバス停だが、乗り降りができるのを想定する。ただ、バス事業者が実際の運行は考えていく形になる」

長崎県が示した変更案は承認され、今後、長崎市と調整した上で5月末までに決定する見込みです。

テレビ長崎
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