被爆80年の2025年8月9日に行われる平和祈念式典の概要が、16日発表されました。

長崎市はすべての国と地域を招待する意向を示す中、在外被爆者が多く暮らした北朝鮮と台湾については判断が分かれました。

長崎市の鈴木市長は16日の定例会見で2025年の平和祈念式典について、2024年より300席多い2700席規模で行い、城山小学校と山里小学校の2校合同で合唱することを発表しました。

長崎市は、参列者について5月8日の臨時の会見で、「式典には全ての国と地域を招待する」との意向を示しています。
 
このため国交がない北朝鮮にも「案内状」を送りますが、台湾については独自の判断で案内状を送る広島市とは判断が分かれました。

長崎市 鈴木史朗 市長
「国連の代表部のある国でいうと、北朝鮮は国連の代表部がある、北朝鮮には案内状が送付されるが、台湾はそのいずれにも該当しない、対象にならない」

また、2025年は節目の年に当たるため、韓国・ブラジル・アメリカの在外被爆者の代表も式典に招待することにしています。

長崎市 鈴木史朗 市長
「核保有国・非核保有国の区分に関わらず、国境・分断を超えてあらゆる国に参列してほしい」

平和祈念式典への一般参列者は、事前の申し込みが必要です。

5月23日から長崎市の電子申請サービスかはがきで申し込みを受け付けます。

テレビ長崎
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