大阪市は待機児童が、調査開始以来、はじめて「ゼロ」になったと発表しました。
大阪市によると、去年4月1日時点の待機児童は2人でしたが、保育所の整備などに前年度のおよそ2倍の予算を確保。
入所枠を前年度のおよそ2倍以に増やしたところ、ことし4月1日時点で、在籍する児童は779人増え、「待機児童」が「ゼロ」になったということです。
「待機児童ゼロ」は、国が待機児童調査を開始した1995年以降、大阪市では初めてのことです。
その一方で、保育園などの利用条件を満たしていても、特定の保育園への入所を希望しているなどの理由で、利用できていない「保留児童」は、前年度よりもおよそ80人増えています。
「保留待機児童」は”隠れ待機児童”とも呼ばれ大阪市は、「引き続き入所枠の拡大に努める」とコメントしています。