京都府警が警察署の女性用トイレで盗撮しようとした疑いなどで警察官2人を書類送検しました。
2人は停職3カ月の懲戒処分をうけ、依願退職しました。
■20代の巡査 トイレットペーパーの芯にカメラ設置か
京都府警中京警察署の20代の男性巡査は、ことし2月から3月にかけ、一般の人も利用できる署内の女性用トイレで小型カメラで盗撮しようとしたり、京都市内の駅や電車内で女性5人を盗撮したりした疑いが持たれています。
警察によると中京署の清掃員が3月にトイレットペーパーの芯の中にカメラが隠されていることに気づき、警察が調べたところ、女性の姿は映っていませんでしたが、男性巡査が映っていたということです。
その後、男性巡査のパソコンなどを調べたところ、靴に仕込んだカメラで電車などで女性を盗撮した動画データ約120件が見つかったということです。
男性巡査は調べに対し「若い女性や、知っている女性を盗撮したかった」などと容疑を認めていて、「盗撮は高校時代から始めた」などとも話しているということです。
■40代警部補「おしりを見てみたかった」容疑認める
また下鴨警察署で勤務する40代の男性警部補は、ことし2月と4月、左京区内の警察施設の女性用トイレにスマートフォンを設置し、女性警察官1人を盗撮した疑いが持たれています。
調べに対し「被害女性のおしりを見てみたかった」などと容疑を認めているということです。
警察は2人について京都地検に書類送検し、停職3カ月の懲戒処分としました。2人は15日付けで依願退職したということです。
京都府警では、去年9月とことし3月にも警察官が盗撮の疑いなどで書類送検されています。