米・ニューメキシコ州で2月、9歳と7歳の兄弟が実弾入り拳銃を手にし、警官に包囲された。5分以上の説得でも2人は銃を放さず、警官は非殺傷弾を発砲したという。
9歳7歳の兄弟が本物の拳銃を手に…
何かのキャラクターが描かれた服を着た2人の少年。

そのうちの1人が手にしているのは本物の拳銃だ。
しかも実弾が入っている。

拳銃を巡る警察官と子供たちの緊迫したやり取りを、カメラが捉えていた。
警察官:
それ(拳銃)置いてくれない?

騒ぎは2月、アメリカ・ニューメキシコ州で起きた。現地メディアによると、実弾入りの拳銃を持っているのは、9歳と7歳の少年で、2人は兄弟だ。

警察官らは、2人を取り囲むようにして説得を始める。
警察官:
ねぇ君たち、拳銃を置いて俺と話さないかい?銃を下ろしてくれよ。

一方、少年2人は警察官の動きを気にしつつ、拳銃を隠したり取り合ったりしている。いつ実弾が発射されてもおかしくない状況だ。

警察官:
それ(拳銃)置いてくれない?
警察官:
大丈夫だから、俺らと話そう!

警察官:
拳銃置いて!

映像では、警察官らの説得は5分以上続いた。
しかし、2人は拳銃を手放そうとはしない。
警察官が子供らから拳銃を奪取
すると…「パーン」と乾いた音がして、2人がビクッとする様子が映し出される。警察官が殺傷能力のない弾丸を2人に向けて発砲したのだ。

これに驚いた1人が拳銃の銃口を警察官に向けた。

すると周囲の緊張が頂点に達する。それまでは優しかった警察官の口調が一変「銃を捨てろ!」「捨てろ!すぐに!」などと怒号のような叫び声が響き渡る。
この状況に驚いたのだろうか。2人は物陰に移動し始めた。

次の瞬間、警察官が動いた。
警察官:
銃を捨てるんだ!

少年:
銃持ってないよ!
1人の警察官が2人の死角から近づくと、拳銃を取り上げ事態を収拾させることに成功した。

なお、少年らが銃を手に入れた経緯は分かっていない。
(「イット!」5月14日放送より)