秋田県鹿角市の市議会議員によるパワーハラスメント疑惑をめぐり設置された政治倫理審査会で14日、記名によるアンケート調査の結果が示され、市の職員3人から、パワハラを「受けた」「見た」との回答を得たことが明らかにされました。

鹿角市では、前職の市議からパワーハラスメントを受けたとの情報が寄せられ、市の職員を対象に無記名のアンケート調査を実施した結果、回答した237人のうち27人が、パワハラを「受けた」あるいは「見た」と回答しました。

この実態を調査するために鹿角市議会には政治倫理審査会が設置され、14日の2回目の会合では、3月の改選前の市議18人のうち、誰からパワハラを受けたか・見たかを問う職員へのアンケートの結果が示されました。

政治倫理審査会・佐藤大介会長:
「4月21日から5月7日までの調査期間で、パワハラ的な案件の具体的な記載のあった報告は3人からあった」

回答した職員227人のうち3人が、現職を含むそれぞれ別の議員からパワハラを「受けた」または「見た」と回答し、内容は「大声を上げていた」「急に呼び出された」などでした。いずれも実名が挙げられています。

審査会は5月中に、職員3人と市議に聞き取り調査を実施する方針です。

秋田テレビ
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