エプロン姿の親子が熱心に作っているのは、味噌。

これは“人と人とを繋ぐための取り組み”なのです 。
磯部まゆさん:
お味噌は作るのに結構時間がかかるんですけど、今回お味噌をみんなで作る企画をやることになりました。

そう話すのは、子ども食堂「渋谷区おばさん」を運営する磯部まゆさん。

都会で希薄になりつつある地域と人の繋がり。 完成に半年以上かかる味噌を地域の人と一緒に作ることでつながりを深めたいといいます。
磯部まゆさん:
渋谷区は地方から来られた方も多く周りに繋がりがないという方も多くいる。そういう方たちが来てくれてお話しして繋がれたりとかの場になっています。

磯部さん自身も仕事をしながら3人の子供を育てるママ。

知り合いが少ない都会で子育てをする中で、居場所を増やしたいと子ども食堂をオープン。「流しそうめん」や「焼き芋会」など 様々なイベントを行ってきました。 そして今回、長期間かけて作る味噌を通して“継続的な繋がり”を目指しています。

磯部まゆさん:
来てくれる方たちとの繋がりもそうですし、一緒にやってくれている、お手伝いしてくれているボランティアの方たちとのつながりも私にとっても大事な場所だなと思っているので、ずっと続けていきたい。
味噌を通して育む地域の人とのつながり。磯部さんの活動は明日も続きます。
(「イット!」3月25日放送より)