アメリカ・ニュージャージー州のニューアーク市長が移民の拘置施設の敷地内に侵入した疑いで一時、身柄を拘束されました。
ニュージャージー州のハバ検事は9日、ニューアーク市のラス・バラカ市長がICE=移民税関執行局の拘置施設の敷地内に侵入し、退去の警告に従わなかったため拘束したと自身のSNSに投稿しました。
バラカ市長は、この施設が民間の拘置施設として5月開業したことに反対していて、拘束される直前には民主党の国会議員3人も視察に訪れていました。
議員らはバラカ市長が拘束されたことについて「市長は指示に従って退去し、何も悪いことはしていない」と反発し、バラカ市長は夜になって釈放されました。
ICEをめぐっては、強硬な手段で移民を取り締まり、従来の法的な手続きを経ずに強制送還しているなどとして、民主党が非難を続けていて、トランプ政権との対立が激しくなっています。