国の登録を受けずに海外ファンドへの出資金を不正に集めたとして金融商品取引法違反の罪に問われている東京の会社役員の男ら6人の裁判で,岡山地裁は5月9日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、東京の宣伝広告会社の会社役員平山敬博被告ら6人です。
判決によりますと6人は2019年8月から2020年5月までの間に9人の顧客に対して元本保証をうたって、国の登録を受けずに海外ファンドへの出資金を募ったものです。
岡山地裁で9日開かれた判決公判で溝田泰之裁判官は、「犯行で重要な役割を果たしていて、利得を得ていることは軽視できない」と非難、一方で、反省の気持ちを表しているとして主導的立場にあった平山被告に懲役2年、罰金200万円執行猶予3年の判決を、ほかの5人には懲役1年から1年6カ月、罰金70万円から200万円、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
弁護側は控訴しないとしています。

岡山放送
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