大分市の官製談合事件を受けて市はごみ収集業務を委託している一部の業者などと、9日契約を解除すると発表しました。
この事件では市の元環境部長とごみ収集業務などを行うワールド建設の元監査役、早川幸治郎被告が官製談合防止法違反などの罪で起訴され市の職員4人が罰金刑を受けました。
こうした中、市はワールド建設など早川被告が関わる2社との業務委託契約を9日解除すると発表しました。
業者側が契約解除に合意しているため違約金は発生しないということです。
契約解除となるのは西部清掃事業所地域の缶と瓶の収集・運搬業務です。
10日から次の業者が決まるまでの間は市の職員が交代で業務にあたるため、ごみ収集に影響は無いということです。
このほか佐野植物公園の清掃業務など3件の契約も解除となっていて市は「市民に迷惑をかけないように責任を持って対応したい」としています。
また市は現在第三委員会を設置し再発防止に向けた取り組みを進めているということです。