全国の郵便局で配達前後の運転手に飲酒の有無を確認する点呼が適切に行われていなかった問題について,熊本県内にある複数の郵便局でも「不適切点呼」が報告され、
このうち玉名市の玉名郵便局に国交省・九州運輸局が7日、立ち入り検査に入りました。

【前田美沙希記者】
「午前10時です。玉名郵便局に国交省の職員が立ち入り検査に入ります」

これは、集配業務を行う全国3188の郵便局のうち、全体の75%にあたる2391カ所で、配達前後の運転手に飲酒の有無を確認する点呼が適切に行われていなかった問題です。

日本郵便は先月23日に調査結果を公表し、国土交通省に対しても、報告しました。
点呼による飲酒有無の確認は貨物自動車運送事業法の省令で定められています。

7日は国交省・九州運輸局が午前10時ごろから玉名市の玉名郵便局に立ち入り検査に入り、職員への聞き取りや記録の確認などを行いました。

不正が確認されれば、日本郵便に対して行政処分が行われる見込みです。
日本郵便は「事案の発生を厳粛に受け止め、再発防止に向け、全力で取り組む」とコメントしています。

テレビ熊本
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