5月10日・11日に上山市で開催される日本最大級のワインイベントを前に、会場で使うグラスの洗浄作業が行われた。おもてなしの心で一つひとつ丁寧に洗う数は、じつに1万個。
次々と運ばれてくる大量の段ボールの中に入っているのは、すべてワイングラス。
(リポート)
「現在用意されているのは6千個のワイングラスです。これからさらに運ばれてきます」
このワイングラスは、5月10日・11日の2日間、上山市で開催される日本最大級のワインイベント「山形ワインバル」の来場者に配られるもの。
7日、市の職員や地元のワイナリー・旅館などから集まった実行委員会のメンバー約40人が、工場から出荷されたおろしたてのグラスの濁りやほこりを洗い落とす作業を行った。
(リポート)
「今回集められたワイングラスの数は去年より千個多い1万個。一つひとつ丁寧に洗っています」
(参加者)
「一番はおいしく飲んでもらうことなので、そのためにグラスのきれいさは大事」
「みんな楽しい雰囲気で洗っているので、楽しくこのまま全部1万個洗いきれそう」
「山形ワインバル」は国内ワインの魅力を知ってもらおうと、上山市が2014年から毎年行っているイベント。
2025年は、県の内外から過去最多となる57のワイナリーが参加して、200種類以上のワインを楽しむことができる。
毎年デザインが変わるワイングラスは、飲み終わった後そのまま持ち帰ることができる。
1万個のグラスのうち、2025年に新たにデザインされたグラスは6000個で、2日間、それぞれ先着3000人に配られる。
実行委員のメンバーはきれいなグラスでワインを楽しんでもらおうと、おもてなしの心を込めて一つひとつ丁寧に洗っていた。
実行委員「これを流してもらえますか」
鈴木アナ「流していきます。コツはありますか?」
実行委員「念入りに」
鈴木アナ「これでもう大丈夫ですか? きれいです。思いを込めたワイングラスなのでおいしく飲んでほしい」
(山形ワインバル実行委員長・五十嵐伸一郎さん)
「第1回目の開催からグラス洗いを継続している。毎年デザインが変わるグラスを集めてもらうと楽しいと思う。みなさまのお越しを心からお待ちしています」
「山形ワインバル」は上山城周辺で、10日は午前11時、11日は午前10時から行われる。