福岡県北九州市と民間企業がタッグを組み、地域の公共交通の維持に向けた新たな取り組みをスタートさせます。
◆北九州市 武内和久市長
「“交通の地産地消”と言ったら言い過ぎかもしれないが、地域の足・地域の暮らしを皆さんで守っていく考え、私たちの志に共鳴できる方はぜひ手を挙げていただきたい」
北九州市と北九州タクシー協会、そして西鉄バス北九州は7日の共同会見で、公共交通を維持し続けるため「北九州モデル」の構築を進めていくと発表しました。
国から約2200万円の補助金を受けて行われる予定で、市内の10地区で運用されている乗合バスや相乗りタクシーの運転手を、地域ごとの人材で確保することを目指します。
市が主体となって地域で運転手を募集し、交通事業者らが採用試験などを実施します。
官民連携での地域人材活用は、九州初の取り組みだということです。
◆北九州タクシー協会 田中亮一郎会長
「北九州市は政令市の中でも日本の5年先を行く高齢化の都市。現在、交通空白地域ではないが、可能性がある地域が出てくるのではという調査と対応の仕方(を検討していく)」
今後は、年度内をめどに地域人材の乗務開始を目指していくとしています。