北海道・札幌ススキノのホテルで男性が殺害された事件で、娘の犯行を手助けした母親に有罪判決です。
この事件で、田村浩子被告(62)は、殺人などの罪に問われている娘の瑠奈被告(31)が持ち帰った頭部を自宅に隠すのを容認し、父親の修被告(61)に撮影を依頼した、死体遺棄・死体損壊ほう助の罪に問われています。
7日の判決で、札幌地裁は「どちらのほう助罪も成立する」としたうえで、「自己保身的な発言や行動は認められるが、反省している」として、懲役1年2カ月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
判決の最後に、裁判長は「瑠奈さんのために今後、母として正しい接し方をしてあげてください」と話し、これに対し、浩子被告は小さくうなずきました。