新見市長屋の運送会社「永山運送」が4月28日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したうえで自己破産申請の準備に入ったことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンクの発表によりますと、永山運送は1966年創業の貨物運送業者で、地元の石灰メーカーなどからの受注を中心に、バルク車やトレーラーによる運送を手がけていました。
2007年12月期には年収入高約2億3800万円を計上していました。しかし、近年は同業者との競合、荷扱い量の減少などで2024年12月期の年収入高は約1億700万円にまで落ち込んでいました。
累積赤字に加え、燃料費や車両経費、ドライバーなどの人件費が負担となって支えきれなくなり、事業の継続を断念したということです。負債額は約2億円とみられています。
大型トラックなどの整備業務を手がける、関係会社の永山整備も事業を停止しています。負債額は調査中です。