大分県内の最新の有効求人倍率は1.31倍で3か月連続で前の月を下回ったものの依然として高水準となっています。
2日、大分労働局が発表した3月の有効求人倍率は1.31倍で前の月を0.03ポイント下回りました。
前の月を下回るのは3か月連続ですが、全国平均を0.05ポイント上回っていて九州では最も高い水準を維持しています。
一方、産業別の新規求人数は多くの業種で前の年の同じ月と比べ減少しています。
卸売業でも物価高騰の影響を受け前の年に比べて求人数が23.8%減少しました。
大分労働局は「有効求人倍率は高水準で緩やかな持ち直しの動きが見られる」と分析する一方で、今後については「物価の上昇などが雇用に与える影響について注視が必要だ」としています。