大分県宇佐市に住む80代の女性が現金200万円余りをだまし取られた詐欺事件で、現金の受け取り役とみられる福岡県の少年が逮捕されました。
詐欺の疑いで7日、逮捕されたのは、福岡県北九州市に住むアルバイト従業員の17歳の少年です。
警察によりますと、4月、宇佐市内に住む82歳の女性の自宅の固定電話に国税局の職員を名乗る人物などから「息子さんが脱税をしており210万円の追徴課税が必要になる。払わなければ息子さんが逮捕される」などと電話がありました。
その後、女性は宇佐市の路上で少年に現金210万円を手渡し、だまし取られました。
警察は防犯カメラの映像などから少年を特定したということです。
少年は犯行グループの中で現金の受け取り役だったとみられています。
警察は、容疑者の認否を明らかにしていませんが、ほかにも仲間がいるとみて詳しく調べています。