ドイツ連邦議会は、異例の2回目の投票で新しい首相を選出しました。
6日に行われた投票では、総選挙で勝利した「キリスト教民主・社会同盟」のメルツ党首が、1回目で過半数を獲得できず選ばれない異例の事態となり、2回目の投票で新しい首相に選ばれました。
現地メディアは、メルツ氏が2025年1月、極右政党と協力し移民政策の厳格化を求める決議案を可決したことに対して、連立を組む「社会民主党」の一部議員が1回目の投票で造反した可能性を伝えています。
ドイツでは、歴代の首相が1回目の投票で選ばれなかった例はなく、メルツ氏にとっては厳しい船出となりました。