昼下がりの交差点で目撃されたのは、突然宙を舞った黒い物体。
その正体は…タイヤです。

撮影者:
対向車が傾いたような感じになったと思ったら、タイヤが外れて…。縁石かなんかに当たって大きく跳ね上がった。2階の高さくらいまで上がった。

目撃されたのは新潟・阿賀野市。
撮影者によると、タイヤは畑に突っ込んで止まり、けが人はいないように見えたといいます。

撮影者:
(運転手に)大丈夫ですかって声かけたら、「大丈夫、大丈夫」と言いながらタイヤ拾いに行った感じだった。

専門家によると、このタイヤの重さは十数kg。
なぜタイヤは飛んでいったのでしょうか。

交通事故鑑定人の中島博史氏は、「タイヤがドーナツ状に見えるタイミングがあるので、光を通すような穴がある状態での外れ方だと思います。ナットが外れてしまってのタイヤ脱落なのだと思います」と指摘します。

映像が撮影された4月は、春先のタイヤ交換シーズン。
その際に、タイヤを固定するナットの締め付けが不十分だった可能性があるということです。